サンフレッチェ広島レジーナ中村監督「中四国でサッカーをやっている女性のあこがれに」

 国内初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が9月12日に開幕する。11チームが参加し、来年5月まで各チームがホーム&アウェー方式による2回戦総当たりで20試合を戦い、初代女王の座を目指す。サンフレッチェ広島レジーナは、ちふれASエルフィン埼玉と熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で開幕戦に臨む。

 中村伸監督は(47)は開幕を前に「ゼロからチームを立ち上げた中、選手はよく頑張ってきた。各自の特徴を生かすサッカーが少しずつできるようになってきた」と手応えを示した。「難しい試合ばかりになると思うが、チーム全員、フルで戦い抜いていく。1本でも多くシュートを打って、1点でも多く点を取れるような試合をしたい」と、粘り強いサッカーを目指す。

 元なでしこジャパンでW杯優勝経験もあるMF近賀ゆかり主将(37)が大黒柱。中村監督も「キャリアも経験もある選手。周りにいい影響を与えてくれているし、選手もいい部分を吸収しようとしている」と信頼を置く。広島市出身のDF左山桃子(29)には「経験もあるし、センターバックとしての資質を持っている。それをチームの中でしっかりと発揮してほしい。後ろから必要な声かけもどんどんしてほしい」と期待を寄せた。

 地元広島で開催されたプレマッチ2試合ではスタンドに多くのファンが詰めかけた。「ユーチューブでの動画配信でも多くの視聴があったと聞いた。みんなレジーナがどういうサッカーをするのか関心を持ってくれている。皆さんが期待してくれている以上のものを積み上げながら、チームとして成長していきたい」。中四国地区では唯一のプロチームでもあり、「中四国でサッカーをやっている女性のあこがれ、目標となるようなチームにならないといけない」と力を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス