J1横浜FCは連勝ならず 判定に猛抗議 早川監督「冷静さ欠いた」カズは出場せず
「明治安田生命J1、柏2-1横浜FC」(29日、三協フロンテア柏スタジアム)
横浜FCは柏に敗れ、連勝を逃した。5試合連続メンバー入りとなったFW三浦知良(54)はベンチスタートだったが、出番はなかった。
序盤から劣勢の中、前半29分に先制点を奪われた。決定機を作りきれない状態が続いたが、同33分にセットプレーからFW渡辺千真のヘディングで同点。ただ、後半26分に勝ち越しを許し、追いつくことはできなかった。
試合終了間際にはMF瀬古樹が足裏から滑り込むタックルでファウルを取られ一発退場。試合を通して微妙な判定も続いており、猛抗議で選手もベンチメンバーもピッチに飛び出すなど激高する場面があった。
早川知伸監督は相手の球際の強さを認めつつ、「ピッチ上で難しいジャッジがあったことも現実にあった。批判するつもりは全くないが、自分たちベンチも含めて冷静さを欠いてしまった」と反省。「そこは自分自身が一番コントロールしないといけないところ。コントロールできていなかったことで勝敗に響いた」と負けた責任を口にした。
一時同点を決めた渡辺も「イージーなミスが多くあった。自分たちからゲームを壊した印象」と振り返った。
残留へ落とせない戦いは続く。指揮官は「早く切り替えて次に準備していきたい」と前を向いた。