J1神戸・新加入の武藤がV弾アシスト いきなり活躍で鹿島との上位対決制した

 後半からピッチに立ち、決勝点をアシストしたJ1神戸の武藤
 後半、競り合う神戸・武藤(左)と鹿島・犬飼
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 「明治安田生命J1、神戸1-0鹿島」(21日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸は鹿島に1-0で勝ち、勝ち点を44に伸ばした。新加入のFW武藤嘉紀(29)が後半から移籍後初出場し、同34分にMF山口蛍(30)の決勝点をアシストした。

 チーム合流からわずか3日。練習は2日間だけという状況で武藤が結果を出した。後半34分、左サイドのスペースに飛び出してボールを持つと、右足アウトでゴール前に巧妙なパス。最後はMF山口が押し込んだ。

 セルティックに移籍した古橋亨梧がつけていた「11」を背負う。古橋移籍後、停滞していた神戸の前戦を再び目覚めさせた。FC東京時代の2015年6月27日の清水戦(味スタ)以来の国内復帰戦。そして新天地デビュー戦で決勝点アシストを刻んだ。

 三浦監督は当初、この試合の起用は難しいと考えていた。しかし「彼の経験と得点に絡むような空気をこの2日間で感じることができた」と後半開始から投入。采配は当たり、勝ち点で並ぶ鹿島から勝利を手にした。

 武藤は同じく新加入のFW大迫、ボージャンと22日に入団会見を行うため、試合後の対応はなかった。代わって主将のMFイニエスタが武藤について語った。「スピードもフィジカルもある選手。今後、連係が深まり、どんどんプレーに磨きがかかってくる」と期待は大きい。

 大迫、ボージャンの合流も近い。「獲得してくれた3選手についてはクラブが素晴らしい努力をしたと思っていますし、感謝しています」とイニエスタ。大型補強を経た新生神戸が動き出す。

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