J1神戸がボージャン獲得へ 元バルサ通算5人目!イニエスタとも4季プレー

 J1神戸が今夏の新戦力として、元スペイン代表で現在無所属のFWボージャン・クルキッチ(30)の獲得に乗り出していることが7日、複数の関係者の話で分かった。既にオファーを提示しており、正式契約には至っていないが、交渉は大筋で合意に達しているという。

 神戸の大型補強が止まらない。今度はかつてスペイン1部バルセロナに所属していた元神童を迎え入れる。ボージャンはバルセロナの下部組織でゴールを量産し、数々の得点記録を塗り替えた。07年に弱冠17歳でトップチームデビュー。同年にはFWメッシが保持していたクラブ最年少得点記録を更新し、2桁得点も達成した。

 “ネクスト・メッシ”と称され将来を嘱望(しょくぼう)されたが、過大な重圧で心身に不調をきたし、下降線をたどった。11年にバルセロナを退団した後はローマ、ACミラン、アヤックス、マインツなどを渡り歩いた。スペイン人として初めて4大リーグで得点を記録。20年末に米プロリーグMLSのモントリオールと契約満了となり、無所属となっていた。

 新天地でキャリア再構築を目指すボージャンの獲得に成功すれば、神戸にとってはMFイニエスタ、FWビジャ(引退)、MFサンペール、DFフェルマーレンに続き、通算5人目の元バルセロナ所属選手となる。イニエスタとはバルセロナで4季にわたってプレーしており、連係面に不安はなさそうだ。

 日本代表FW古橋が流出した神戸だが、7日に元日本代表FW武藤の加入を発表。ドイツ2部ブレーメンの日本代表FW大迫を3年半契約の推定年俸4億円前後で獲得することも決定的となっている。前線は飽和気味だが、FWドウグラスは今季で契約満了となるなど来季以降の編成も見据えている。来季のアジア・チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す“銀河系軍団”がJリーグを席巻する。

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