C大阪・森島社長 後半戦もクルピ監督体制を明言 ユーチューブでサポーターに現状説明
J1C大阪は10日、公式ユーチューブチャンネルに「代表取締役社長森島寛晃からサポーターの皆様へ」と題した動画を投稿した。森島寛晃社長(49)が出演し、前日にACL1次リーグ突破を決めたことなどチームの現状を説明。リーグ戦では12位と開幕前に掲げていた目標の3位以内から大きく離れた状況だが、レビー・クルピ監督(68)率いる現行体制での巻き返しを誓った。
森島社長はまず現在実施中のクラウドファンディングにおける支援への感謝を伝えた。一方でクラウドファンディングは現状説明をしっかりした上で実施するものではないかとの指摘が多数寄せられたという。「順序が逆ではないかとご指摘を多数いただきました。皆様からいただいたご指摘はごもっともでありまして、クラブスタッフ一同大変重く受け止めています。この場を借りておわびをします」と謝罪した。
その上で前半戦を振り返り、後半戦へのビジョンを語った。現在、18試合を終えて12位。森島社長はタイ・ブリラムで約1カ月におよぶACL1次リーグの集中開催を経て、出場機会を得た若手の成長やチームの連携での高まりなどを強調。「現行の体制で、クラブとしてはベストを尽くして戦っていきたいと思っております」と明言した。
後半戦はヨドコウ桜スタジアムのこけら落としとなる17日の神戸戦から始まる。「来年のACL出場圏内を目指し、一試合一試合戦っていく中でACLを経験した若い選手がどんどん試合に絡んでいくことがチームの底上げにつながってくると思います」と期待した。
C大阪は昨季、ロティーナ監督(現清水監督)のもと、堅守で4位に入り、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権も獲得した。しかし、クラブ側は攻撃サッカーへの転換、そして若手育成を図るため、指揮官交代を選択。目標は昨季を上回る「最低トップ3」を掲げている。