「明治安田生命Ｊ１、神戸５－０横浜ＦＣ」（２３日、ノエビアスタジアム神戸）

　神戸の日本代表ＦＷ古橋亨梧（２６）が自身初のハットトリックで大勝を導いた。「すごくうれしいけれど、僕一人では達成できない。みんなに感謝します」。今季１３ゴールで得点ランク単独首位に浮上した。

　神戸が誇る名手たちが古橋の動きに合わせてパスを送る。前半３１分にＭＦイニエスタ、３分後にＭＦ山口、そして後半１７分にＭＦサンペール。「どれもパスが良すぎた」と古橋は出し手に感謝する。師と仰ぐイニエスタが古橋のゴールをアシストするのは今季初。「だいぶ長いこと一緒にやっているので持ち方なども分かっています」と抜群の動き出しで絶妙なパスを呼び込む。

　シーズン折り返しの１９試合目で昨季の１２得点を超えるキャリアハイ。「結果を出し続けること、チームを勝たせるため９０分戦い続けることが僕の使命」。５月末からの代表活動では２試合にスタメン起用された。神戸だけでなく、日本代表でもその得点力に期待が高まっている。