イニエスタ契約延長 コロナ禍のクラブに配慮 三木谷会長「経済的にもかなり歩み寄り」

会見する神戸・イニエスタ(C)VISSEL KOBE
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 J1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが37歳の誕生日を迎えた11日、東京都内で記者会見を行い、神戸との2年間の契約延長に合意したと発表した。

 イニエスタは2017年に前所属のバルセロナと終身契約を結んでいたが、18年夏に3年半契約の推定年俸2500万ユーロ(約33億円)で神戸に完全移籍。契約は今季終了までとなっていたが、新たな契約は2023年のシーズン終了までとなった。

 会見に同席した神戸の三木谷浩史会長(56)は「新型コロナの影響で神戸だけでなく、さまざまなクラブが経済的にも厳しい状況にある。その中でイニエスタらしいと思ったのが、経済面でかなり歩み寄りをしていただいた。本当に感謝している」と語り、イニエスタが大幅減俸に応じたことを示唆。視線をイニエスタに送り、頭を下げた。

 また、改めてイニエスタに敬意。「世界ナンバーワンのテクニック、サッカー頭脳、予想をはるかに上回る。それ以上にチームを思いやる、周囲の人への思いやり、レアル・マドリードのサポーターが拍手を送るのはアンドレスだけ。その意味が分かるなと思います。ヴィッセルのステータスがあがっただけでなく、Jリーグの認知も上がった」とうなずいた。

 イニエスタは契約延長の決め手について「自分が信頼、大切にしてもらったことを感じたことがキーポイント。自分がまだモチベーション、わくわく感を感じ続けていることが重要でした。ここからさらにコンディションを落とさず、貢献して頑張っていきたい」と語った。

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