J1徳島 リーグ戦3連勝 14年勝利数に並ぶ 次戦はロドリゲス前監督率いる浦和と
「明治安田生命J1、徳島1-0仙台」(7日、ポカリスエットスタジアム)
J1徳島がホームで快勝し、リーグ戦3連勝を果たした。
DF岸本武流(23)が“3度目の正直弾”で試合を決めた。前半24分、MF岩尾憲(32)のコーナーキックから岸本がヘディングシュート。GKに防がれたが、こぼれ球を自ら詰めて右足で押し込んだ。直前の2度のコーナーキックでも、岸本は決定的なヘディングシュートを阻まれていただけに「『(ボールが)オレのところに来い!』という願いが伝わったというか、運が良かったと思う」と、3度かかった殊勲弾を振り返った。
試合直前にはスタメンで発表されていたDF石井秀典(35)が急きょ欠場。サイドバックを主戦場とするDF田向泰輝(29)がセンターバックに入り、後半、中盤のMF藤田譲瑠チマ(19)が最終ラインに入るなど、普段とは違う守備陣の並びになっても0点に抑えきった。GK上福元直人(31)は「難しい試合にも柔軟に対応できたのはチームとして成長できた部分でもあると思う」と、アクシデントも力に変えられたことを前向きにとらえた。
これで初めてJ1に挑んだ14年シーズンの勝ち星に早くも並んだ。残留、そしてひとつでも上の順位へいい流れを作ることができている。
次戦は昨季まで徳島ロドリゲス監督率いる浦和との対戦が待つ。「本当に世話になった監督なので、みんなでしっかり倒したい」と岸本。特別な思いを胸にさらなる強敵に挑む。