J3讃岐新体制初の公式戦は黒星 西村暫定監督「もっとシュート意識を」
「明治安田生命J3、藤枝1-0讃岐」(4日、Pikaraスタジアム)
J3讃岐が先月31日に上野山信行GM兼監督(63)の辞任後、初の公式戦で敗れ開幕から3連敗となった。
暫定監督を務めた西村俊寛トップチームダイレクター(47)は、前節からGKを含めてスタメンを6人入れ替えて、システムも変更。「まずゴールへ」と積極的に攻めたが、最後までゴールは遠かった。試合後は「もっとシュートの意識を出していかないと勝てない」と、さらなる意識改革を求めた。
主将のDF竹内彬(37)は「まったく予想していなかった。気持ちの整理には時間がかかった」と当初は戸惑ったが、「西村さんが明確にやるべきことを伝えてくれたので、最大限の準備はできた」と、気持ちを立て直して試合に臨めたという。
試合前には池内秀樹代表取締役社長(58)がサポーターに対して経緯の説明。上野山氏から先月28日の第3節・岐阜戦に、辞任の申し出があり、翌日から2日間かけて話し合い慰留に努め、GMとして残留することも打診したが、本人の意思は堅く、31日に申し出を受理したという。
後任監督については、過去に作製したリストを元に、地域密着した育成クラブというコンセプトに合う人物の人選を進めている。池内社長は25日のアウェー鳥取戦には新監督と臨みたい意向を示した。