J1川崎・三笘 開幕8戦無敗導く2発 代表戦うっぷん晴らした
「明治安田生命J1、川崎2-0大分」(3日、等々力競技場)
首位川崎はFW三笘薫(23)が2得点し、大分を2-0で退けた。
うっぷんを晴らすかのように、三笘は強く右足を振り抜いた。前半39分、FKのこぼれ球に反応し、跳ね際をボレーでたたいた。後半21分には敵陣で相手ボールを奪い、再びゴールネットを揺らした。自身3度目の1試合2得点で川崎を開幕8戦無敗に導いた。
心に期するものがあった。「アルゼンチン相手に悔しい思いをした。ピッチで結果を出すしかない」。U-24日本代表に選出されたが、アルゼンチンとの2連戦では「足の出るスピード、距離感が違う」と得意のドリブル突破を封じられ、消化不良に終わった。
「チームメートの距離感が全く別。選択肢がある中で仕掛けられた」と慣れ親しんだ環境で本来の姿を取り戻した。味わった苦い挫折を糧に、成長曲線を描く。