横浜M、前田が自身J1初の2発でドロー 開幕2連敗阻止

 「明治安田生命J1、横浜M3-3広島」(7日、日産スタジアム)

 1試合が行われ、横浜Mは東京五輪世代のFW前田大然(23)の2得点などで広島と3-3で引き分けた。

 開幕2連敗もよぎった窮地をFW前田が救った。ホーム開幕戦は前半27分までに2点を先行された。劣勢の同34分、前田がクラブの今季リーグ戦初ゴールを決めると、2-3の後半22分には「中を見ずに突っ込んだ」とMF渡辺のクロスに頭で合わせた。

 J1での1試合2得点は自身初。「結果につながって良かった」と喜んだ。後半36分に交代するまで81分間でスプリント43回、走行距離11・8キロと驚異的な数値を記録。「チームが勝つために何が必要か考えている」と走力での貢献度も高く、ポステコグルー監督も「いい仕事をしてくれた」と目を細めた。

 今夏の東京五輪については「あまり考えていない」と控えめだが、ゴール数を積み上げれば大舞台は現実のものとなる。

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