「明治安田生命J2、徳島0-0千葉」(13日、ポカリスエットスタジアム)
J2徳島がホームの千葉戦でスコアレスドローに終わった。3位・長崎が勝利したため、14年シーズン以来7年ぶりの昇格はまたもお預けとなった。次節は16日のホーム最終戦大宮戦。勝利すれば自力昇格を決められる状況に変わりはなく、次こそ、必ず決める。
サポーターは大きなため息をはき出し、選手たちは一様に厳しい表情を浮かべた。
「大事に大事にいきすぎた」。試合後、MF西谷は攻撃面の反省を口にした。前節の水戸戦に続く無得点。「水戸戦は攻め急いだので、いつも通り相手を動かそうと。水戸戦を生かしたつもりが慎重になりすぎた」。試合を通じて攻撃の時間は長かったが、シュートはわずか2本。ゴールネットを揺らすことはできなかった。
一方、千葉にチャンスらしいチャンスは与えず、守備の安定感も光った。GK上福元は「エラーはほとんどなかった」と胸を張る。試合後のロッカールームでも「どうやって次につなげていくか、をみんな深く考えていたと思う」と、気持ちを切り替える選手が多く見られたという。
2位・福岡が勝利し、残り2試合で勝ち点差は福岡と3、長崎と5に縮まった。しかし徳島は1勝すれば昇格が決まる。優勝争いでも得失点差で大きくリードし、有利な状況は変わらない。ロドリゲス監督は「試合前よりも状況は悪くなったが、(昇格できるかどうかは)我々の手の中にある」と前を向く。
この日のチケットは試合前から完売。ソーシャルディスタンスを保つための入場制限が行われている中でも、2日のホーム北九州戦の倍以上となる、6328人のサポーターが駆けつけた。スタジアムには祈るような手拍子が響き続けた。中2日で迎える次節大宮戦も本拠地開催。次こそサポーターと笑ってみせる。