バルサ四半世紀で最悪の立ち上がり すでにV逸決定?降格圏まで3ポイント

 「スペインリーグ、カディス2-1バルセロナ」(5日、カディス)

 バルセロナが今季早くもリーグ戦4敗を喫した。開幕からの10試合で挙げた勝ち点は14で、スペインのスポーツ紙アスによるとこれは勝利による勝ち点3ポイント制が導入された1995年以降で最低の開幕スタート。開幕から4勝4敗2分けという結果は87年以来のこれ以上ない低調な出来だという。

 なおこの敗戦でバルセロナは首位アトレチコ・マドリードに勝ち点差12。すでにリーグ優勝がなくなったと今後のリーグ優勝レースを予測するメディアがあるほか、スペインのスポーツ紙、マルカはほとんどチャンスを演出できなかったエースの出来について「メッシに何かが起きている」との記事を伝えている。なお現状では7位ながら、17位レバンテまでの勝ち点差は3で、これまでバルセロナが経験したことのない2部降格の危険性もある。

 試合は8分にカディスが先制、反撃に転じたバルセロナは後半に入った55分、左サイドからDFジョルディ・アルバがクロス、これがDFアルカラに当たりオウンゴールで同点に追いついた。

 問題のシーンは7分後の62分、左サイドでジョルディ・アルバが後方へスローイング。これをDFラングレが処理を誤り、相手FWネグレドがボールを奪うとGKテア・シュテーゲンとDFデ・ヨングを交わして決勝点を挙げた。

 連携や技術的あるいは集中力の欠如といった初歩的なミスからの決勝点献上にロナルド・クーマン監督は「こういう形で失点することはできない。同点に追いついた後30分ある状況での2点目の失い方は説明に苦しむ」と安定した戦い方ができていないとした。チームキャプテン格の1人、MFセルヒオ・ブスケツは「これまで僕らが犯した個人的なミスが勝ち点獲得を難しくしていると思う」と分析。すでに決勝トーナメント進出を決めているチャンピオンズリーグとリーグとの戦い方の違いについては「チャンピオンズリーグではチームは別物だがその理由は分からない。その答えを僕らが持っているのだとしたら、こういったことは二度と起こらないだろう」と、リーグでの不甲斐ない戦いぶりが不可解だとした。

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