中村憲剛、引退理由は…「そこだけはちゃんと書いて欲しい」
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サッカーJ1川崎の元日本代表MF中村憲剛(40)が1日、今季限りで現役を引退すると発表。オンラインで取材に応じた。
オンライン会見中、引退の理由を説明する中村が「そこだけはちゃんと書いて欲しい」と語った部分がある。それは1年前に追った左膝の前十字じん帯損傷という「大ケガ」と「引退」の関係性だ。
選手生命を危ぶまれる負傷に見舞われたのは昨年11月2日のリーグ広島戦。ルヴァン杯を初制覇して、39歳になった直後だった。この頃、既に1年後の現役引退を決めていた中村に、新たなモチベーションが加わった。それが復帰の道筋だ。「ケガを克服してJ1のトップでプレーする姿を見せながら辞めるのが一番の最大の目標だった」。
同じケガをしたアスリートに向けての復帰の前例を作る。年齢は関係なくできるところを見せる。そんな思いがリハビリ期間の背中を押してきた。だからこそ「ここで言っておきたいのは、ケガが原因で(現役を)辞めることは全くない。後遺症もないです」と強調していた。