G大阪“アデミウソン・ショック”なんの 10戦負けなしで単独2位浮上
「明治安田生命J1、G大阪2-1札幌」(31日、パナソニックスタジアム吹田)
G大阪はFWパトリック(33)の決勝ゴールで札幌に2-1で逆転勝ちし、10試合負けなしで単独2位となった。J1は第25節7試合を実施して今季の成立要件を満たした。コロナ禍を受け、全体の75%以上かつ各クラブが50%以上の試合を消化することを大会の成立要件に設定していた。
G大阪が止まらない。“アデミウソン・ショック”を振り払う逆転勝ちで6連勝後、1分けを挟んで3連勝。リーグ戦10戦無敗で単独2位に浮上した。
前半9分に先制されたが、7分後にMF井手口のゴールで追い付き、後半17分に投入直後のFWパトリックが頭で決勝点を決めた。
25日にはFWアデミウソンが道交法違反(酒気帯び運転など)の疑いで大阪府警から任意捜査を受け、クラブは当面の間、謹慎処分を下した。試合前には小野社長がサポーターに直接謝罪するなど異例の事態にも、今季ホーム最多の1万6183人に勝利を届けた。
宮本監督は「難しい1週間だったが、選手たちは高い集中力を見せてくれた」とねぎらった。不祥事にも揺るがない強さを示し、中2日の“大阪ダービー”C大阪戦(ヤンマー)に向かう。