J1神戸・フィンク監督、欧州復帰希望報道に「大きな誤解」契約は今季限りも去就に含み
J1神戸のトルステン・フィンク監督(52)が15日、神戸市内で行われた非公開練習後、オンラインでの取材に応じ、ドイツの複数メディアで今季限りで退任し、欧州復帰を希望していると報じられたことについて「大きな誤解がある」と釈明した。
「SPOX」や「フースバル・トランスファー」(電子版)では自身のコメント入りで「欧州に戻るという目標もある」などと伝えられた。家族を残し“単身赴任”のドイツ出身の指揮官は「『長い間、家族に会えなくて寂しい』と伝えただけ。向こう(欧州)に帰りたいというより、家族に会いたいという気持ち」と説明した。
昨夏に途中就任し、神戸との契約は今季で満了となる。クラブが今季最大の目標に掲げるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の再開は具体的な見通しが立たず、契約延長については不透明な状況だが、フィンク監督は「日本に残るのであれば家族には引っ越してもらって一緒に生活したい。神戸という街が大好きで、サポーターも良くしてくれている。クラブには未来もあるし、ここ(神戸)での今後も想像できている」と去就に含みを持たせた。