浦和、6万超のビニール袋で埼スタを赤に染めた

 無観客ながら装飾された観客スタンド(撮影・西岡正)
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 「明治安田生命J1、浦和0-0横浜M」(4日、埼玉スタジアム)

 埼スタが真っ赤に染められた。浦和は無観客での「リモートマッチ」に向け、今週に入ってから準備に着手。6万を超えるスタジアムの全座席にクラブカラーの赤、黒、白のビニールをかぶせて真っ赤な空間を作り出した。ゴール裏には、サポーター発案の図柄という、Jリーグの優勝シャーレを模した“コレオグラフィー”も出現。さらには5629本のタオルマフラー、508本のフラッグをバックスタンドに掲出。スポンサーボードも、この日に合わせてスタンドにおけるサイズのものを用意した。

 試合後、浦和の大槻監督は「昨日も大原(練習場)からスタッフがスタジアムにいって遅くまでやっていたのは知っています。何をやっていたのかは教えてもらえなかったけど、スタジアムに行けばわかりますと。みんな心が動くと言っていたが、それを目の当たりにした」と感激。

 GK西川も試合後のフラッシュインタビューで感際まわった様子も見せ「浦和レッズのサポーターは、自分たちのイメージをさらに越えてくる」と感謝した。

 西川は、一部サポーターが差別的な横断幕の掲出したことで、無観客試合となった2014年の清水戦(埼玉)を経験しており「全然雰囲気が違いました」と語っていた。

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