サッカー・日本初女子プロ名称は「WEリーグ」 21年秋開幕予定

 日本サッカー協会は3日、オンラインで記者会見を開き、2021年秋に新設される女子プロリーグの名称が「WE(ウィー)リーグ」に決まったと発表した。「WE」は「Women Empowerment」の略で、女性の活躍などの願いを込めた。

 WEリーグは日本女子サッカーの最高峰リーグとなり、プロアマ混合のなでしこリーグの上位に位置する。初年度は6~10クラブの参加を見込み、10月に参入クラブを決定。規模拡大を目指し、当面は昇降格はない。公表された参入基準では、年俸の上限がないプロA契約選手を5人以上保有することなどが定められた。国際大会との日程の兼ね合いなどで、21年9月開幕、22年5月ごろ終了予定のリーグとなった。

 元なでしこジャパン監督で、新リーグ設立準備室の佐々木則夫室長(62)は「女子プロサッカー選手という職業が確立され、少女たちの夢の受け皿となる。人々の生き方の選択肢を広げるポジティブなエネルギーが社会全体に波及していくリーグでありたい」と語った。

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