Ｊ１広島は２５日、広島県安芸高田市の吉田サッカー公園で約１カ月半ぶりに全体練習を行った。全選手２９人が参加。ミーティングを行った後、約１時間３０分にわたってランニングやボール回しなどで調整した。城福浩監督は「コロナ禍の難しい状況の中でも選手はしっかりと自制してくれていた。全体練習をできてうれしく思う。いよいよカウントダウンというイメージが出てきた」と目を細めた。

　チームは４月１４日に活動を停止したが、コロナウイルス対策の規制緩和を受け、今月１５日から各選手のコンディションに合わせたグループ練習を開始。ボールを使ったメニューもこなすなど意欲的なトレーニングに励み、この日を迎えた。ＭＦ森島司は「いっぱい声を出して楽しくやれた」と笑顔で話した。

　Ｊリーグ再開に関する日程は２９日にも発表される見込み。最短で６月末の無観客での再開が予想される。ＧＫ大迫敬介は「この１カ月間で他チームにどれだけ差をつけられるか。きつい練習をやり続けることでいいスタートを切りたい」と意気込んだ。