サッカー女子プレナスなでしこリーグ1部のINAC神戸は15日、MKタクシーを運営するエムケイMK西日本グループに殺菌成分を含んだ美容液(ヒアロクリーンローション)と洗えるマスクをそれぞれ1100個ずつ寄贈した。
MKタクシーはINAC神戸のスポンサー企業でもあり、新型コロナウイルス感染症への対応に尽力する医療従事者を無償で送迎するサービスを行っている。INAC神戸の安本卓史社長(47)は「最前線で働くドライバーの皆さんのお手元に届くようにしたい」と趣旨を説明した。
美容液はINAC神戸のスポンサー企業でもあるクオレ株式会社(大阪府吹田市)とINAC神戸が共同企画したもので非売品。消毒液ではないが殺菌成分を含んでおり、手荒れ防止の効果もある。
洗えるマスクはINAC神戸のスポンサー企業である有限会社マルト製靴(神戸市長田区)が、抗菌・防臭に優れたバイオライナーを使用し自社製造したもの。安本社長によると、J1神戸のイニエスタも使用したことがあるという。約20回の洗濯が可能で、エムケイ西日本グループの青木義明社長は「マスク20枚という見方もできる。本当にありがたいこと」と感謝を述べた。