サッカー天皇杯、今季は縮小 J1の2チームが準決勝から出場 9・16開幕

 日本サッカー協会(JFA)は23日、第100回天皇杯(全日本サッカー選手権)の大会方式変更について発表した。開幕は9月16日で、出場チームを88チームから50チームに絞り、7回戦のノックアウト方式で行われる。J1からは成績上位2チームが準決勝から出場するが、決定方法の詳細は継続して検討する。

 JFAの須原清貴専務理事は「この大会方式検討にあたっては、関係者の安全とJリーグのレギュラーシーズンの消化を重視しました。1回戦についても、5月中のJFA主催事業はすべて中止・延期すると決めていた観点からもこういう変更になった」と経緯を説明した。

 JFA、各都道府県サッカー協会での減収も危惧される。同専務理事は「不確定要素がありわれわれもまだ分からない。例えば入場料収入。1回戦から4回戦までは入場無料を決定しました」とし「入場料収入の減収は仮説ベースで置いている。減収は覚悟しているが、どのくらいかは想定できない」と話した。

 出場50チームの内訳は次の通り。

・J1 2チーム

・Honda FC(アマチュアシード)

・都道府県代表47チーム※J3クラブ都道府県予選にも出場しない。

 日程は次の通り。

1回戦  9月16日(都道府県代表32チームが出場)

2回戦  9月23日(1回戦の勝者16チームと、都道府県代表残りの15チームとHonda FCが出場)

3回戦  10月28日(2回戦の勝者16チーム)

4回戦  12月12日、13日(3回戦の勝者8チーム)

準々決勝 12月19日、20日(4回戦の勝者4チーム)

準決勝  12月27日(J1の2チームを加えた4チーム)

決勝   2021年1月1日

 今季の天皇杯は5月23日、24日に開幕する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期されていた。Jリーグのスケジュール消化を考慮し、上記の日程に変更された。

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