村井チェアマンJ1の5・9再開へ「最大限準備」 緊急事態宣言が出れば無観客も検討
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は1日、ウェブ上で各クラブの代表者との臨時実行委員会を開催した。神戸だけでなくこの日、C大阪、J2群馬の選手に新型コロナウイルス感染が拡大。会議後のウェブ会見で村井満チェアマン(60)は、J1で5月9日と定める再開目標について「社会のすう勢を見ていくが、われわれとしては最大限の準備をしていく」とした。
新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が出された場合は、当初開催に消極的だった無観客試合も検討している。宣言があった場合は、リーグ全体の中断をするのではなく、地域ごとに中止や無観客開催などの対応を取る方針で「丁寧に判断していきたい」と説明した。
クラブの財務状況を支えるためのリーグからの融資制度については、特例として条件を緩和する考えも示唆。今季開催予定だった若手育成を目的としたエリートリーグは中止し、各クラブを支えるための財源とする。