Eフランクフルトの長谷部、コロナ拡大で呼び掛け「前向きさ失わず」 今季で契約切れ

 サッカーのドイツ1部アイントラハト・フランクフルトのMF長谷部誠(36)が同国の大衆紙ビルト(電子版)のインタビューに応じた。歯止めのかからない新型コロナウイルスの感染拡大に「将来がどうなるか誰にも分からない。難しい状況だけど、前向きさを失わずに立ち向かわなくてはいけない」と呼び掛けた。

 欧州では3月に入って感染が一気に広がり、ドイツでも感染者数は4万人を超えた。Eフランクフルトでは検査で陽性となった選手も出た。長谷部ら各選手は自宅待機を余儀なくされている。

 長谷部自身は今季いっぱいでクラブとの契約が切れる。しかし、リーグ戦は3月中旬から中断し、少なくとも4月末までは再開しない方針。リーグが再開できない事態に陥れば、Eフランクフルトのユニホームを再び着てピッチに立つことがなくなることもあり得る。経験豊富な元日本代表主将は「どうすることもできない。もちろんプレーは続けたいけど、まずはウイルスの拡大が収まることが大事」と冷静に話した。

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