Jリーグ、さらなる再開延期が正式決定 4月3日の再開目指し25日に可否へ
サッカーのJリーグは12日、都内で臨時理事会などを開き、新型コロナウイルス感染拡大のためにJ1からJ3までの69試合をさらに開催延期する案を正式に決定した。4月3日からの再開を目指す方針に変更はなく、日程調整で大会方式を変更せずに全日程を終えることを目指す。
村井満チェアマン(60)も参加している新型コロナウイルス対策連絡会議では、専門家チームから開催をさらに延期する最終答申を受け取った。これを踏まえて「18日からの再開を想定したが、延長が望ましいということでJリーグとして判断した」と説明。4月3日からの再開に向けては感染の拡大状況を見極めながらになるが「25日に再開可否を決めたい」とした。
4月3日再開がかなえば「お客さんを入れて全日程を消化できると想定している。場合によっては大会の方式変更なく、日程調整で(再開を)4月中旬の深いところまでいける可能性を残している」。既に10月に予定していたルヴァン杯決勝を12月26日に移す案なども協議しており、日程調整で難局を乗り越える方針だ。
一方で、クラブの財務的支援も進める。現時点で財政面で支援を求めているクラブはないというが「モニターは続けていく。配分金を前倒していける規程改定を進めている」と語った。
NPBとの連絡会議で受けた専門家チームからの答申書をすぐにJリーグのHP上で公開するなど、ファン・サポーターに向けた啓発活動も続けていく。「予断を許さない状況が続いているが、関係者と連携しながら準備を進めて参りたい」と再開に向けて歩みを進めていく。