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U23代表、コロナで大誤算 親善試合中止で強化プラン大幅修正へ

 日本サッカー協会は6日、東京五輪に臨むU-23(23歳以下)代表が予定していた親善試合・U-23南アフリカ代表戦(27日・京都)とU-23コートジボワール代表戦(30日・福岡)の開催中止を発表した。世界各地で猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大などを受け、当該協会間での協議の上に決定した。貴重な実戦機会を失った五輪世代。自国開催の五輪でのメダル獲得に向け、大きな“誤算”となった。

 試合開催そのものが難しい状況となったとはいえ、当初のプランからすれば失ったものは180分間の実戦機会だけではない。新型コロナウイルスの影響で、五輪本大会の開催も危ぶまれるが、A代表と兼任体制を敷く森保ジャパンにとっては新たな強化プランを練り直すことが必要となった決定だ。

 昨年11月、U-22コロンビア代表戦(広島)ではMF久保建(マジョルカ)、堂安(PSVアイントホーフェン)ら当時のベストメンバーと目される選手を招集するも、惨敗。同12月の東アジアE-1選手権(韓国)、1月のU-23アジア選手権(タイ)など以降は最終的な18人の五輪メンバー選出に向け、数多くの人材を試した。

 選択肢を増やした上で、チームの骨格形成に向かう方針だった。指揮官自身もベースメンバーの可能性を3月で見極め、広げた候補を集約してチームを固める時期を「6月からだと思う」と話していた。だが、3月のU-23代表の試合が中止になった上に、A代表のW杯アジア2次予選2連戦(26日・ミャンマー戦、31日・モンゴル戦)も延期が濃厚となり、強化プランは修正を余儀なくされた。

 3月にW杯最終予選進出を決めることができれば、6月の同アジア2次予選2試合を消化試合としてA代表に代行監督を立て、U-23で挑む6月のトゥーロン国際(フランス)で森保監督が指揮を執ることが可能だった。だがそんな青写真はもろくも崩れ去った。

 なにより南アフリカ代表、コートジボワール代表は共に五輪本大会の出場権を獲得している。国内開催のアフリカ勢との親善試合にはいつも事前の契約を全うしてくれるかどうか、全力を尽くしてくれるかどうかなどジレンマも漂う。だが昨年末に9-0で大勝したU-22ジャマイカ代表よりも対戦する意義のある相手だった。貴重な機会は残念ながら消失した。

 ネガティブな要素だけを上げることは簡単だが、苦境な時ほど“リバウンドメンタリティー”を見せるのが日本代表。応援する日本国民として、芯の強さを見せつけて欲しい。

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