J1神戸がACLにMFイニエスタら登録へ 過密日程、年齢不安も同大会を最重要視
J1神戸が初出場となるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の外国籍選手に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(35)、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(34)、ブラジル人FWドウグラス(32)の3人を登録することが4日、複数の関係者の話で分かった。
ACLの外国籍選手登録枠は外国籍3人+アジア枠1人の最大4人だが、アジア枠に該当する外国人選手が在籍しない神戸は最大3人しか登録できない。
最大30人の登録メンバーは初戦の7日前が提出期限となっており、12日にホームで1次リーグ初戦のジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)戦を控える神戸は5日がリミットとなっていた。
ACLの規定では今回の登録メンバーは決勝トーナメント1回戦を終えるまで変更できない(GKが負傷した場合を除く)ため、DFダンクレー(28)とMFセルジ・サンペール(25)は出場可能となるのは、少なくとも準々決勝以降となる。
1次リーグG組の神戸は勝ち進めば、5月27日と6月17日にホーム&アウェー方式の決勝トーナメント1回戦が予定されている。ただ、フェルマーレンはベルギー代表として欧州選手権(6月12日~7月12日、欧州12カ国)に出場すれば、決勝トーナメント1回戦を欠場する可能性が高い。
イニエスタ、フェルマーレンの年齢や過密日程が不安視される中での難しい決断となったが、センターラインの各ポジションで軸となる外国籍選手を選択したことで、神戸がACLを最重要視する姿勢が浮き彫りとなった。