U23日本 またVARの介入でPK献上 厳しい判定続き同点に追いつかれる
「U-23アジア選手権・1次リーグB組、カタール-日本」(15日、バンコク)
FW小川航基(磐田)の今大会初ゴールで1点を先制した日本だったが、直後に同点とされた。
日本は後半28分、ペナルティーエリア外でMF食野(ハーツ)からのパスを受けた小川が右足を振り抜きゴールネットを揺らした。
だが、後半34分には途中出場のMF斉藤(湘南)のファウルでPKを献上。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認でも判定は覆らず、カタールMFのA・アハラクに左隅へ決められた。
森保監督は1-2で敗れた第2戦シリア戦から先発メンバー6人を入れ替えた。背番号10の食野、DF橋岡らは3試合連続先発となり、ゲーム主将はDF杉岡が務めた。
日本は前半22分、MF相馬の右クロスに走り込んだ杉岡が左足ボレーで合わせたが、シュートは枠を外れた。同44分には相馬の浮き球パスにMF田中駿が抜け出し、トラップから左足シュートを放ったが再び枠を外れた。
前半終了間際にはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入により、MF田中碧が一発退場となり、10人での戦いを強いられることになった。
自陣でのルーズボールの奪い合いで、田中碧が右足を伸ばし、結果的にカタールFWユスフの足を踏みつけたプレーがレッドカードの対象となったが、田中碧が先にボールに触っており、日本には厳しい判定となった。
日本は後半、MF旗手に代えてMF斉藤を投入。布陣を4バックに変更し、FW小川を1トップに残した4-4-1で臨んだ。
今大会はサッカー男子の東京五輪アジア最終予選を兼ねている。日本は開催国として既に五輪出場権を得ており、日本を除いた上位3チームに五輪出場権が与えられる。日本は2連敗で1次リーグ敗退が決まっている。