森保監督、ミス反省も「勝てるだけの内容を見せてくれた」 交代は連係面から判断
「U-23アジア選手権・1次リーグB組、日本1-2サウジアラビア」(9日、パトゥムタニ)
日本が手痛いミスから初戦を落とした。終盤のPKでサウジアラビアに勝ち越しを許し、黒星を喫した。森保一監督は「ほんのちょっとの連係ミスで試合が終わった部分。細部にこだわって次の試合に準備していけるようにしたい」と会見で振り返った。
後半3分に先制点を献上したが、後半11分、MF食野のミドルが相手選手にあたりゴール。同点とした。しかし、試合終盤にミスパスから相手に持ち込まれPKを献上。あまりにも痛いミスとなった。
この失点シーンについて、「選手たちには、試合をわれわれが勝って終わるかもしれない内容を連係ミスで落としてしまう。そういうサッカーの部分で抑えなければいけない部分が出てしまった」と語った。ただ、試合内容を踏まえて、「十分勝てるだけの内容を見せてくれた。次の2戦目、勝って終われるように最善の準備をしようと伝えた」と選手に語りかけたことも明かした。
また、選手交代が後半27分ごろに1人、後半追加タイムに2人というタイミングで行われたことについては「攻撃の形自体は悪くない」とし、「連係連動」の面を意識して「選手の交代は決めました」とした。
今大会はサッカー男子の東京五輪アジア最終予選を兼ねている。日本は開催国として既に五輪出場権を得ており、日本を除いた上位3チームに五輪出場権が与えられる。日本は12日にシリア、15日にカタールと対戦する。
この日行われたB組のもう1試合カタール-シリアは2-2で引き分けた。このため、日本は残り2試合を連勝すれば、自力で1次リーグ突破を決められる。



