タイ西野監督が快勝発進で自信、次戦オーストラリアにも「通用するとアプローチしたい」

 「U-23アジア選手権・1次リーグA組、タイ5-0バーレーン」(8日、バンコク)

 サッカー男子の東京五輪アジア最終予選を兼ねた大会として開幕し、1次リーグA組では前日本代表監督の西野朗監督(64)が率いる開催国タイが、5-0でバーレーンに大勝した。試合後の会見では次戦11日の相手オーストラリアに対しても「通用するとアプローチしたい」と語った。

 タイは前半12分にMFスパナット・ムエアンタ(17)=ブリーラム=のゴールで先制すると、後半2分には右サイドを突破したMFスパチョク・サラチャート(21)=ブリーラム=が角度のない位置から追加点を挙げた。

 スパナットは2-0の後半35分にもスルーパスに抜け出し、冷静に右足で流し込んだ。既に16歳でA代表デビューも果たしている17歳の“神童”の2得点などで、タイが東京五輪出場権獲得に向け、幸先良くスタートを切った。

 拍手に迎えられ会見場に現れた西野監督は「ホスト国として、たくさんのアドバンテージを頂いて、勢いをつけてスタートしようということで、みんなアグレッシブに戦えた。得点が入れば我々のペースで試合が進められるんじゃないかという中で、後半最後まで貪欲に得点を奪いにいった、積極的なゲームができた」とダンディーに試合を振り返り、次戦オーストラリア戦に向け、「十分、オーストラリアにも我々もストロングポイントが通用するとアプローチしたい」と自信をみなぎらせた。

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