FW大久保嘉人が東京Vへ完全移籍「誰もが憧れたヴェルディ」のJ1昇格誓う

 J2東京Vが8日、元日本代表FW大久保嘉人(37)が磐田から完全移籍で加入すると発表した。

 国見高から01年にC大阪に加入しプロとしてのキャリアをスタートさせた大久保はマジョルカ(スペイン)、ヴォルフスブルク(ドイツ)と2度の海外移籍をはさみ、神戸、川崎、FC東京、磐田でプレー。川崎時代の13年から15年まで3年連続でJ1得点王に輝いた。また、J1通算185得点は歴代最多。

 日本代表としても10年南アフリカ大会、14年ブラジル大会と2度、W杯に出場した。国際Aマッチは通算60試合出場で6得点。

 大久保は東京Vを通じ、「プロ20年目という節目の年を、東京ヴェルディという歴史と伝統のあるクラブでスタートできることを大変嬉しく思います」とコメント。幼少期を思い返し「小さい頃、誰もが憧れたヴェルディは、憎らしいほど強くて、サッカー少年だった自分の心をいつもワクワクさせてくれました」と東京Vへの思いもつづった。

 Jリーグ黎明期の強豪も、09年以降はJ2でのシーズンが続いている。「そんなヴェルディを復活させるためには、J1昇格することがまずは絶対だと思っています。そのためには試合はもちろん、1日1日の練習から大切に、日々全力で頑張りたいと思います」と決意を示した。

 また、「東京にオリンピックがやってくる2020年。オリンピックだけでなく、ヴェルディのサッカーで、ファン・サポーター、そして子どもたちをワクワクさせたいです。応援よろしくお願いします」と呼びかけている。

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