サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)は26日、ホーム試合の入場者数を2015年から水増ししていた奈良クラブに罰金100万円の処分を科すと発表した。来年1月に日本協会の裁定委員会で正式決定する。
J3昇格には1試合平均2千人以上の入場者が必要で、今季は平均567人を水増しして不正に基準を超えた。JFLによると5日に奈良クラブの中川政七社長は「スタッフらを間違えて数えた」と偽り、翌日に故意の水増しを認めたという。
JFLは中川社長に来季10試合で指定エリアへの立ち入りを禁じ、18年までクラブ代表だった矢部次郎氏にけん責処分を科した。