カズ ピッチ上でJ1昇格「感動しました」 ベンチで「緊張」も 53歳J1へ

 J1昇格を決め感極まる横浜FC・三浦知良(撮影・開出牧)
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 「明治安田生命J2、横浜FC2-0愛媛」(24日、ニッパツ三ツ沢球技場)

 横浜FCが07年以来、13年ぶりのJ1昇格を決めた。52歳のキングカズことFW三浦知良は試合終盤に途中出場。「みんなと、その輪に加われたことが誇りに思いますし、光栄です。感動しました」と思いを語った。

 3人目の交代枠で出場すると、前線でパスをさばくシーンもあった。シュートは0本に終わったが、J1昇格の瞬間をピッチ上で迎えることができた。

 「素直に、このホームでたくさんのサポーターの前で最高の形で昇格することができたのが。みんなとその輪に加われたことが誇りに思いますし、光栄です。感動しました」と振り返った。

 反面、10月15日の金沢戦以来のベンチ入り。試合出場はこの日を入れて3試合にとどまった。「ベンチ外も多かったですし、試合に出られない日も続きましたので、悔しい思いもたくさんあります。それは当たり前と思います」。去就についてはこの段階では明言せず、また契約もこれからとした上で、53歳で迎える来季へ1試合でも出場、そして3季ぶりとなる得点を目指すことを誓った。

 J1昇格がかかった試合、ベンチにいる際は緊張していたという。「これだけ経験を積んできていても、今日は試合前から緊張していた。初めてですね、ベンチに座ってても緊張するのは。このチャンスを逃しては絶対にいけないというのが(ありました)」と苦笑いしながら振り返っていた。

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