神戸残留決定! 8カ月ぶり“VIP”がそろい踏み 古橋が値千金決勝弾

 「明治安田生命J1、神戸1-0C大阪」(23日、ノエビアスタジアム神戸)

 神戸が日本代表FW古橋亨梧(24)のゴールでC大阪に快勝。勝ち点41として16位以上が確定し、J1残留が決定した。横浜Mは松本を1-0で下して勝ち点64とし、残り2試合で今季初めて首位に立った。次節にも15年ぶりの優勝が決まる。FC東京は湘南と1-1で引き分け、同63で2位に後退。既に第32節を終えていた4位川崎はリーグ3連覇の可能性がなくなった。

 神戸をJ1残留に導いたのは、代表帰りのFW古橋だった。後半31分、MF山口の鋭い縦パスを受けると巧みなトラップからの切り返しでDF松田を翻弄(ほんろう)。利き足とは逆の左足で決勝点を右隅に突き刺した。今季10得点目でJ1では自身初の2桁得点。「気持ちで押し込めた」と喜びに浸った。

 今季限りでの現役引退を表明したFWビジャら、前線には3月30日のG大阪戦以来約8カ月ぶりに“VIP”がそろい踏み。豪華攻撃陣がJ1最少失点を誇るC大阪にシュート23本を浴びせた。

 「今季ベストの試合」と振り返ったMFイニエスタは、殊勲の古橋について「チームの重要なキープレーヤー。クオリティーは素晴らしく決定力もある」と絶賛。「彼の成長を手助けできるよう努めている」という言葉通り、自身が所属するマネジメント会社に古橋を引き入れ、ピッチ内外で後押ししている。

 17年のJ2岐阜入団から3年足らずでA代表まで駆け上がった古橋だが、献身性はそのまま。この日も両軍最多32本のスプリント回数を記録した。右肩上がりの成長曲線を描く24歳は「課題は決め切る力。まだまだ成長できる」と謙虚に高みを目指す。

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