森保ジャパン、2-0で2次予選4連勝ターンも…ピンチ多く 南野が5戦連発先制PK

 「W杯アジア2次予選、キルギス0-2日本」(14日、ビシケク)

 日本がMF南野拓実(ザルツブルク)の代表戦5戦連発、W杯予選開幕から4戦連発となる先制PK、MF原口元気(ハノーバー)の直接FKで勝利した。5チームでホーム&アウェー戦を行う2次予選を4戦全勝で折り返した。

 日本はDF長友佑都が井原正巳にならぶ歴代2位となる通算122試合目、吉田麻也がセンターバックとしては3人目となる通算100試合目の出場を果たした。

 ピッチの芝がはげていたり、ところどころ枯れているように見えるアウェーのスタジアム。相手のFIFAランクは94位で、日本の28位に比べると下位ではあるが、序盤から、ピンチを迎えるシーンもあった。

 相手サポーターの声援などもあり、必ずしも盤石ではない雰囲気の中、前半39分に南野がエリア内に流れたボールを追いかけて相手GKのファウルを誘ってPKを奪取。同41分に自らセットし、決めた。

 W杯予選開幕からでは93年アメリカW杯アジア1次予選のカズこと三浦知良の3試合連続を上回る4試合連続ゴール。W杯予選によらなければ、代表戦歴代2位タイの長さとなる5試合連発で、史上4人目(木村和司=6試合連発、渡辺正、釜本邦茂=5試合連発)。カズは最高が4試合連発のため、南野は2つの記録で“カズ超え”を果たした。

 後半9分には原口がゴール正面での直接FKを決めてリードを奪った。前半からGK権田が至近距離からのシュートを防ぐなど、一歩間違えば先制点を許すこともありえた。さらに、後半にはサイドから崩されて、権田がかろうじてセーブするシーンも。スコアほど安定感のある試合ではなかった。

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