久保「期待して」初ゴール誓う「いつまでも言われ続けるのもあれなので」

 「W杯アジア2次予選、日本-モンゴル」(10日、埼玉スタジアム)

 W杯カタール大会のアジア2次予選・モンゴル戦(10日・埼玉)に臨む日本代表は8日、埼玉県内で冒頭15分間をのぞく非公開練習で調整を行った。合宿2日目で、23人のメンバーが初めて全員そろって練習。モンゴル戦で日本代表史上最年少ゴールの期待がかかるMF久保建英(18)=マジョルカ=は「期待してもらって大丈夫」と初ゴールを誓った。

 ホームを埋め尽くす大観衆を沸かせてみせる。W杯予選では最年少出場となった9月のミャンマー戦から約1カ月。久保は同予選で初のホーム戦となるモンゴル戦へ「お金を払ったお客さんを楽しませるのが自分たちの役割。満足してくれるような試合ができればいい。初ゴール?全然期待してもらって大丈夫です」と確かな口調で語った。

 15歳でJリーグデビューを果たしてから、多くの最年少記録を更新してきた。18歳128日で迎えるモンゴル戦に出場すれば、Aマッチ通算7戦目。才能のまばゆさゆえに、初ゴールの期待は高まる一方なだけに「いつまでも言われ続けるのもあれなので。早いうちに決められればそれで終わると思う」。誰もが分かる結果で、チームの勝利に貢献する。

 2カ月連続での代表活動。日本とスペインの往復は決して楽なものではないが、7日の合宿初日には帰国した空港から練習場に直行して体を動かした。「これが代表なのかなという感じですね。準備するのは自分たちの義務。代表戦には仕上げるのが代表選手として最低限守るべきものなのかなと」と強い自覚をにじませる。

 エースFW大迫の不在に加え、これまで2列目の定位置を確保しているMF堂安、南野はそれぞれ8日に帰国。森保監督も布陣の変更や先発の顔ぶれに頭を悩ませているが「みんなしっかりコンディションを整えている。誰が出ようが、最高のサッカーができるかなと思います」。大きな期待を力に変え、久保が埼スタで輝きを放つ。

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