久保がスペインデビュー 15分の出場機会でインパクト残せず
「スペイン1部リーグ、バレンシア2-0マジョルカ」(1日、バレンシア)
スペイン1部マジョルカのMF久保建英(18)はバレンシア戦の後半34分から出場し、スペインでの公式戦デビューを果たした。チームは0-2で敗れた。ドイツ1部ブレーメンのFW大迫勇也(29)はアウクスブルク戦で2ゴールを奪った。試合終了間際までプレーし、3-2の今季初勝利に貢献した。MF長谷部誠と鎌田大地のアイントラハト・フランクフルトはデュッセルドルフに2-1と逆転勝ち。長谷部、鎌田はともにフル出場した。
0-2の後半34分から右MFで出場した久保は、ロスタイムを含めて約15分という短い出場時間でインパクトは残せなかった。
右タッチライン際でボールを受け、左足で巧みにさばく得意の形は何度かあった。後半41分には自陣でボールを奪い、ドリブルで持ち上がる積極性も見せた。それでもペナルティーエリア付近へ迫り、相手の脅威になるプレーはなかった。
強豪レアル・マドリードから1部復帰1年目のマジョルカへ期限付き移籍し、合流してまだ10日。モレノ監督は「チームにより適応すれば、出場の可能性が増える」と話す。
W杯予選に臨む日本代表に合流するため一時帰国する。背番号26のスペインでの挑戦は、まずチーム内での立ち位置を確立することから始まる。