日本代表 海外組が史上最多19人 欧州にスタッフの拠点「日常」も視察

 日本サッカー協会が30日、パラグアイ戦と、2022年W杯カタール大会アジア2次予選兼アジア杯予選のミャンマー戦に出場する日本代表メンバーを発表した。選手23人のうち、海外クラブ所属の選手は19人で過去最多となった。森保一監督はコーチ・スタッフ5人が海外に拠点を置いたり、派遣されたりして入念なスカウティングを行っていると説明した。

 23人のうち、所属クラブの国別で見ると以下の通りになる。

 ドイツ3、ベルギー3、ポルトガル3、スペイン2、フランス2、オランダ2、イングランド1、イタリア1、オーストリア1、トルコ1、日本4(横浜M1、東京2、札幌1)となっている。今年6月の親善試合(トリニダード・トバゴ戦、エルサルバドル戦)では18人が海外組だったが、それを超えた。

 森保監督は、「選手たちの努力のたまもの」と語り、さらに「選手だけではなくて、日本の指導者の成果だと私自身は思っています。選手の努力あってのことですが、選手を育てる日本の普及・育成、グラスルーツからの選手に関わった指導者の皆さんが、選手たちを世界のサッカーマーケットにのぼるような選手に育てているということ、そこは日本の育成、あるいは育成と所属チームの指導者の方の成果かなと本当に思っています」と指導者全体をねぎらうコメントをした。

 ただ、代表チームとしては、それだけ選手の状態を把握するのは大変な作業になる。森保監督によると、今月はJFAの国際委員と呼ばれるスタッフ2人が欧州で拠点を持ち、「選手たちの日常を見てもらっています」という。そこに、日本からコーチングスタッフ3人が派遣され、各選手の様子、子ディション、プレーなどを確認したとしている。

 2人の国際委員は選手とのコミュニケーションを積極的にとり、日本にいるスタッフは「全ての選手の映像はわれわれ手に入れることができますので、毎節、試合をチェックしています。チェックの仕方もランダムではなく、海外でプレーしている選手をグループ分けして、担当のコーチを決めて1人で何試合かずつ見ていくということをやっております」(森保監督)と、計画をたてた上で追跡している。

 国内で視察する模様はメディアを通じてもよく伝えられるが、森保監督は海外組についてもスカウティングに腐心していると説明した。

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