J1神戸 フィンク監督が補強の要望明かす「強化は必要だがポジションは言えない」

 J1神戸は19日、次節横浜M戦(20日、ノエスタ)に向けて神戸市内で非公開の最終調整を行った。

 トルステン・フィンク監督(51)は「攻撃が特に強いので、我々がどうアプローチするかが大事になってくる」とリーグ最多33得点を誇る横浜Mの破壊力を警戒しつつ、「彼らは攻撃においてリスクも負っている。そこに我々が突くチャンスもあるのではないかという考え」と攻略法の一端を明かした。

 前節湘南戦に敗れ2連敗となったことを受けて「どう立ち上がれるか、どういう姿勢でアプローチできるか、このチームの性格というか意思が見られる大事な一戦になる」と語った。

 就任直後のFC東京戦こそ無失点勝利を収めたが、その後は4試合10失点と守備が破綻。ドイツ人指揮官は「問題点である守備はまだ調節しないといけないことは分かっている。もっとコンパクトになって、相手にチャンスを与えないようにしたい」と守備組織の再建を急ぐ。

 攻撃に関しては「まだ私の理想のサッカーではない」としながらも「前回の試合(湘南戦)ではモノにできなかったが、チャンスは作れていて毎試合点は取れている」と、一定の手応えはつかんでいる。ただ、「私のアイディアを取り入れるにももう少し時間が掛かる」とし、加えて「トランスファーウインドーが空いているので、しっかり仕事をして、来季に向けてトップのチームに混じれるようにしたい」と補強の必要性を訴えた。

 神戸は11日にMF三原雅俊がJ2柏に期限付き移籍、17日にMF三田啓貴がJ1FC東京に完全移籍することが発表され、2人が流出したばかり。フィンク監督は補強の要望を認め「もちろん強化は必要だが、どのポジションかは言えない」と、具体的なポジションについての言及を避けた。その上で「まだ若い選手が多いので“のびしろ”もある」と、若手への変わらぬ期待も口にした。「まだ今シーズンが終わった訳ではないし、来年だけでなく今後もヴィッセル神戸の未来につなげられるようなチームを作りたい」。長期的な視野を持ちつつ、目の前の勝利も目指していく。

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