浦和が逆転8強!FW興梠ヘッド2発 監督交代の責任胸に躍動

 「ACL・決勝トーナメント1回戦第2戦、蔚山0-3浦和」(26日、蔚山)

 2大会ぶりの優勝を目指す浦和がアウェーで蔚山(韓国)に3-0で快勝し、2戦合計4-2で8強入りを決めた。ホームの第1戦を1-2で落としていた浦和はFW興梠慎三が2ゴールを奪うなど、劣勢から逆転した。日本勢は3クラブが1次リーグを突破し、2連覇を狙う鹿島は広島との1回戦を制し、ベスト8入りした。8、9月に行われる準々決勝の組み合わせは7月2日に決まる。

 ここ一番で頼りになるのがエースだ。窮地の浦和を興梠の2ゴールが救った。敵地で思い描いた通りの展開に持ち込み、2大会ぶりのアジア王座奪還に望みをつなぐ8強入りをもたらした。

 まずは前半41分、宇賀神の右クロスに頭で反応。「心理状態として1点取れたら相手も焦ってくる。そこが自分たちのチャンス」とにらんでいた通り、ゴール左に流し込む先制点で主導権を握った。

 エースの一撃に引っ張られるように、後半も浦和ペースは変わらない。守りを徹底的に固める相手を押し込み続けると、後半35分、マウリシオのクロスに再び頭で合わせてネットを揺らした。

 今季途中の監督交代に人一倍責任を感じていたのも興梠だった。オリベイラ前監督は鹿島時代の恩師。「鹿島以上のタイトルを取らせてあげたかったから非常に悔しい。しっかり受け止めて結果を出すしかない」と新たにした思いをぶつけ、アジアの舞台での躍動につなげている。

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