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なでしこジャパン 痛恨ドロー発進 圧倒的ボール保有率も0点

 後半、アルゼンチンのコメッティ(左)らに突破を阻まれる岩渕(中央)=共同
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 「サッカー・女子W杯、日本0-0アルゼンチン」(10日、パリ)

 1次リーグD組の日本代表「なでしこジャパン」は初戦で国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで大きく劣る格下のアルゼンチンと0-0で引き分け、勝ち点1の獲得に終わった。日本は圧倒的なボール保持率で序盤から試合を支配したが、プレースピードが遅く、攻撃も単調。自陣に引き、人数をかけて守備に徹する相手を最後まで崩せなかった。第2戦は14日(同22時開始予定)、フランス西部レンヌでスコットランドと対戦する。

 敗者のようにうなだれるなでしこと、勝者のように歓喜するアルゼンチン-。試合終了の笛を合図に、ピッチ上で見せた両チームの姿が試合内容をつぶさに物語っていた。なでしこにとっては勝ち点1を手にしたのではなく、勝ち点2を失った試合だった。

 日本が試合を支配し、相手の反撃はたまに繰り出す“ジャブ”にも満たないカウンターだけ。失点リスクはほぼないのに、後方で横パスを繰り返し、前戦への縦パスなど攻撃のスイッチを一向に入れない。高倉監督は「守備的に布陣を組んだわけではないが、選手たちが慎重になってしまった」と振り返ったが、具体的な打開策を授けていたようにも見えなかった。

 後半に入って全体的にコンパクトになり、プレースピードも少し上がる。DF鮫島は「ハーフタイムに修正したけど、まだ後ろが重かった。もう少し前に行けた」と悔いたが、後の祭りだった。高倉監督はスコットランド戦に向け「チームの根幹は変わらないが、同じやり方ではない」と戦術面での変更を示唆したが、短期間でどこまで快方に向かうか。

 主将のDF熊谷は「もうやるしかない」と早くも危機感を募らせた。負ければ1次リーグ突破すらままならなくなる次戦。真価を問われる戦いが中3日で待ち受ける。

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