17歳・久保建英のプレーに敵将・反町監督「応援します」

 「明治安田生命J1、FC東京2-0松本」(28日、味の素スタジアム)

 首位のFC東京はホームで松本と対戦して2-0で勝利した。前半44分、カウンターからMF久保建英のパスを受けたFW永井謙佑が先制点。後半32分には、久保がエリア内で倒されたPKをFWディエゴオリベイラがきっちりと沈めて勝負を決めた。90分間を通じて質の高い攻撃を見せた17歳の久保について、北京五輪代表監督経験を持ち、松本を率いる反町康治監督も絶賛した。

 圧巻のプレーに、敵将も賛辞を惜しまなかった。この日生まれた2得点に絡んだだけではなく、ドリブル突破からポスト直撃のシュートを放つなど、まばゆい輝きを放った久保。首位チームの攻撃面で中核を担うレフティーについて、試合後の会見で問われた反町監督は「『翻弄(ほんろう)された』なんて言うと、明日の新聞に出てしまうんだろうけど」と苦笑い混じりで切り出し「相手を見てポジションやプレーを変えるというところは、日本人離れしていると言うか。昨年よりも良いんじゃないかというのは、さっき(FC東京の長谷川)健太(監督)とも話していた」と明かした。

 反町監督が率いた08年の北京五輪では、1次リーグ敗退と結果がでなかったものの、FW岡崎、MF本田、香川、DF内田、長友ら、その後の日本代表を担う才能がひしめいていた。そんな眼力を持つ指揮官は久保について「質の違いというのを、久々に日本人で見た」と評価。さらに「0-2で負けた後の会見で言うことじゃないけど」と前置きした上で「これからどういう道をたどるのか楽しみ。将来の日本を背負うものとして、応援しています」と感想を語った。最後に、リーグの後半戦で再びFC東京との対戦を控える松本の監督として「もう1試合あるので。海外行った方が良いんじゃないのかな」と話し、会見場の笑いを誘っていた。

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