【福西崇史 熱血EYE】大迫不在時の可能性は見えた

 「国際親善試合、日本0-1コロンビア」(22日、日産スタジアム)

 日本はコロンビアに0-1で敗れた。森保監督体制13戦目にして初の無得点負けとなった。日本は初招集のFW鈴木武蔵(25)=札幌=らが先発したが、ゴールは奪えず、後半19分にPKを決められた。昨年のW杯ロシア大会では2-1で勝った相手に敗れ、対戦成績は日本の1勝1分け3敗となった。

  ◇  ◇

 準優勝したアジア杯からのチームの積み上げ、守備からの連係の部分で確認できたという点で、意味のある試合だった。今回はエースFWの大迫が不在で、鈴木が1トップに入った。前半9分には、その鈴木がポストプレーで堂安に落とし、南野のシュートへつながった。あれが理想の形。やはり、FWに収まれば展開できる。

 その後はマークが厳しくなってリズムが出ない部分もあったが、やろうとしていることは見えたし、中盤の3人の動きはよかった。堂安、南野、中島の誰かにボールが入れば誰か1人はフリーになれた。大迫不在時の可能性は見えたと思う。いかに3人を生かせるか。鈴木には裏へ飛び出すスピードもある。大迫とは違う持ち味にも期待したい。

 あとは交代で入った選手がどれだけできるか。香川が入るとリズムが出て、状況はよくなった。26日にボリビア戦がある。途中出場だった鎌田や小林も含め、攻撃のバリエーションに注目したい。(02年日韓、06年ドイツW杯日本代表=デイリースポーツ評論家)

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