C大阪、広島に惜敗 2戦連続で無得点も清武「このサッカーを信じて」
「明治安田生命J1、C大阪0-1広島」(9日、ヤンマースタジアム長居)
C大阪は広島に0-1で惜敗した。
産みの苦しみを味わっている。C大阪が2試合連続無得点で2連敗を喫した。前半19分にDFマテイヨニッチとGK金鎮鉉の連係ミスから失点。試合の大半を相手陣内で進めながらも、1点が遠かった。
今季からスペイン人のロティーナ監督を迎え、ボール保持しながら相手を押し込むスタイルへの転換を図っている。敵陣まで丁寧なつなぎでボールを運んだが、「前半は深さが全くなかった」と指揮官が振り返ったように、最後の一手で行き詰まる局面も見られた。
それでも好機の数では大きく上回り、目指すべきスタイルは輪郭を帯びつつある。FW柿谷は「もう一つ高いところを目指して全員がチャレンジしている」と手応えをにじませ、主将のMF清武も「このサッカーを信じてやっていくしかない」と前を向いた。変革と勝利の両輪がかみ合うまで、継続を積み重ねる。