森保ジャパン準優勝、カタールに1-3完敗…日本5度目Vならず、監督就任後初黒星

 「アジア杯・決勝、日本1-3カタール」(1日、アブダビ)

 日本は前半立て続けに2失点を喫するなど後手にまわり、2大会ぶり5回目の優勝はならず、準優勝に終わった。森保一監督が就任後、日本代表は初黒星。カタールは初優勝を果たした。

 守備的MFに入っていたMF遠藤に代わって、MF塩谷が先発に起用され頂点を目指した森保ジャパンだったが、序盤から苦戦した。前半12分にエースFWアリのオーバーヘッドキックで先制点を献上すると、前半27分にはMFハティムにミドルを決められ、苦しい試合展開になっていた。

 後半17分にFW武藤をMF原口に替えて投入。攻勢に出ると、後半24分にMF南野がFW大迫が落としたボールを流し込んで1点差に迫った。

 しかし後半36分、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の判定により、DF吉田のペナルティーエリア内でのハンドリングがとられPKを献上。これを後半38分にFWアフィフに決められ決定的な3点目を許した。

 日本はMF伊東、MF乾を投入するも、逆転には至らなかった。

 森保監督は、テレビ朝日などのテレビインタビューに、応援・サポートしてくれた人を念頭に「優勝できないというのは、非常に残念に思います」と思いを語った。その上で、「選手が準備のところからチームのために成長を掲げながらやってきてくれて、そこをスタッフが支えてくれてというところ、チームでやってこれたことは誇りに思ってもらえればなと思います」と振り返った。

 今後へ、「負けたということは、やはり相手の方が強かったということだと思いますし、しっかりこの試合を分析して、この大会を分析して、われわれチームをしっかりと分析して、次、ステップアップできるようにしていければと思います」と、糧にすることを誓った。

 日本は過去4回、アジア杯の決勝に進出し、すべてで勝利していたが、今回、初めて決勝で敗れた。また、過去の決勝戦でゴールが生まれたケースでは先制点を奪ったチームが10戦10勝していたが、今回もこのデータが当てはまった。

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