C大阪・アルゼンチン人ボランチのデサバトが来日 神戸流出の山口蛍の穴埋める

 J1C大阪に加入するアルゼンチン人MFレアンドロ・デサバト(28)と元U-20ブラジル代表FWブルーノ・ペレイラ・メンデス(24)が9日、関西空港着の航空機で来日した。

 デサバトは「大きな意欲にあふれている。日本に来て、セレッソというビッグクラブでプレーできることを光栄に思っている」と決意をにじませた。昨年8月にC大阪がインデペンディエンテ(アルゼンチン)と戦ったスルガ銀行チャンピオンシップの試合映像を見たといい「とてもいい印象を持っている」と笑顔で語った。今後はメディカルチェックを経て、近日中に正式契約に至る。

 サンタフェ州出身のデサバトは身長176センチの右利きのボランチで、10年にアルゼンチン1部ベレス・サルスフィエルドでプロデビューした。代表歴こそないが、昨季はブラジル1部バスコ・ダ・ガマでリーグ戦27試合に出場した。「常にボールを持ってプレーしたい。相手ボールを奪い返し、近くの味方に渡すプレーが得意」と自身の特長を語り、「優勝を目指して戦うことが義務付けられている。全ての大会でできるだけ上の順位を目指し、タイトルを取れれば素晴らしい」とC大阪でのプレーを心待ちにした。

 C大阪は元日本代表MF山口蛍(28)が神戸に移籍したが、同タイプのボランチの補強に成功。大熊清チーム統括部長(54)は「守備範囲が広く、アルゼンチン人独特の球際の強さもある。チームに足りないものを植え付けてくれる」と、活躍に太鼓判を押した。

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