【一問一答1】鹿島・小笠原 引退会見「他のチームでやる選択肢はなかった」

引退会見を行った鹿島MF小笠原
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 21年間の現役生活を終えたJ1鹿島のMF小笠原満男(39)が28日、カシマスタジアムで引退会見を開いた。チャコールグレーのスーツと同系色のネクタイ、爽やかな水色のシャツをのぞかせた装いで壇上に上がり、引退に至った心境や、クラブへの思いなど、普段寡黙な男が1時間を超えて語った。クラブの主要タイトル20冠中、17冠に貢献した鹿島の象徴がユニホームを脱ぐ。以下は会見での一問一答。【その1】

 -引退を決意の理由と現在の心境は。

 「今シーズンを振り返って、なかなか試合に出る機会が少なくなり、ピッチの上でチームを勝たせることができなくなってきたというのが最大の理由です。実際に練習もしていましたし、いつでも試合に出る準備はしていたので、その上で出番をなくしたのが自分の実力不足だと思う。このチームがさらに強くなるためには自分が出場するより若い選手にピッチに立ってほしいと思ったのも1つ」。

 -選手として他チームに舞台を変えて続ける選択肢もあったと思いますが。

 「他のチームでやるのも1つの選択肢ですが、自分はアントラーズが好きだし好きだからこそ、辞める決断ができたし、自分はこのチームで終えたいと思ったので、他のチームでやるというよりは、このチームで違った形で恩返しして、違う立場でチームのためになっていきたいという思いがあったので、他のチームでやる選択肢はなかったです」

 -今後の活動予定は。

 「鹿島アントラーズにここまで育ててもらったので、これからは恩返ししていきたいという気持ちが強くなり、具体的にはこれからクラブと話をさせてもらおうと思いますが、アントラーズが強くあるために、もっと成長していくために、力になれればというものを自分の中で見つけられればと思います」。

 -選手として成長する上で鹿島はどんな場所だったか。

 「多くのものを学ばせていただきました。ジーコからの教えでこのチームは常にタイトルを取り続けなければいけないと言われ続けて、そのために24時間サッカーのことを考え、練習で100%やり、試合につなげて、勝利を目指せと言うことが一番ここで教わったことです」

 -印象深いゴールは。

 「ゴールではないんですが、一番残っているシーンはナビスコ杯決勝(99年、柏戦)でのPK戦で自分がGKに止められてしまって優勝を逃したときのインサイドキックが印象深くて。1つのキックで試合に勝てることも負けることもある」

 -そのときの感触は。

 「残っています。ジーコにも言われたんですけど、PK戦っていうのは運じゃなくて120分戦い抜いてボロボロの足の状態でも狙ったところに蹴らないといけない。そのためにも練習でインサイドキック1つも真剣にやれと言われてきた。自分のインサイドキック1つで全てのものが変わってしまったので思い出深いです」

 -代表の思い出は。

 「一番思い入れがあるのはやはりワールドユース(現在のU-20W杯)で準優勝したことであり、いろんな影響を受けたのは同級生のライバルたちで、アントラーズでは中田、本山、曽ヶ端と一緒に入団してやれたことが財産になりましたし、ワールドユースのときにも素晴らしい選手がいて、そういう選手がいたからここまでやってこられたと思います。自分はサッカー選手を辞めますけど、同級生、曽ヶ端、本山、あとは他チームになってしまいますけど、小野伸二、稲本はまだまだ頑張ってほしいと思いますし、最後までかなわない素晴らしい選手だと思う」

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