中島、10番弾!これぞエース! お待たせ新体制1号母の前で決めた!

 「キリンチャレンジカップ、日本4-0キルギス」(20日、豊田スタジアム)

 日本は前半2分に代表初招集、初先発のDF山中亮輔(25)=横浜M=が左足ミドルで先制点。3-0の後半28分に途中出場のMF中島翔哉(24)=ポルティモネンセ=がダメ押しゴールを決め、格下のキルギスに4-0と圧勝した。森保一監督(50)体制になって以降の5試合を4勝1分けと無敗で終え、年内活動を終了。日本は来年1月5日開幕のアジア・カップ(UAE)から活動を再開し、2大会ぶり5度目の優勝を目指す。

 鮮やかな連係から待望の一撃が生まれた。MF中島が森保体制初、日本代表の背番号10としても初めてのゴールを決めた。後半27分にFW大迫のゴールで3-0となった直後、MF北川に代わって投入され定位置の左MFに入った。

 スタジアムにゴールの余韻が残る1分後だった。MF南野からMF堂安と繋がり、走り込んだ中島がファーストタッチとなる右足シュートで左隅に流し込んだ。「流れが良かったし、(堂安)律のボールも良かった。チームでああいうゴールを決められて良かった」と控えめにはにかんだ。

 国際Aマッチ初得点を記録した3月のマリ戦以来8カ月ぶりとなる代表通算2得点目。日本代表の今年最初と最後のゴールを決め、中島に始まり中島に終わる巡り合わせとなった。ただ、10番でのゴールについては「パフォーマンスが背番号によって左右されるのは良くない。目指しているサッカー選手ではない」と受け流した。

 中島を含め、大迫、南野、堂安の4人が前線に並ぶと圧倒的な推進力が生まれた。「自分のいいプレーをみんなが引き出してくれるので、なるべくゴールだったり勝利に繋げていきたい」とチームメートに感謝した。スタンドには母こずえさんの姿もあった。記念すべき代表初得点は海外遠征だったが、今度は母の目の前でゴールをプレゼントできた。

 初めてのアジア杯に向けて弾みもついたが、「個人的にはもっとチャンスの場面でゴールを決めたりアシストできる可能性はあった」と満足することはない。理想を追い求める“サッカー小僧”は日本の10番として、堂々とアジアの舞台に立つ。

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