森保監督A代表とU21のメンバーを同時発表 「いろんな部分で共通認識を」

 日本サッカー協会は7日、国際親善試合のベネズエラ戦(16日・大分)と、年内最後となるキルギス戦(20日・豊田)に臨む日本代表23人と、11日から21日までアラブ首長国連邦(UAE)に遠征する東京五輪世代のU-21代表を同時に発表した。A代表はFW鈴木優磨(22)=鹿島、DF山中亮輔(25)=横浜M=を初選出。兼任の森保一監督(50)はA代表の、U-21代表は横内昭展コーチ(50)が代行で指揮を執る。U-21代表にはA代表経験のあるMF伊藤達哉(21)=ハンブルガーSV=に加え、U-19代表から17歳のMF久保建英(17)=横浜M=ら6人を招集した。さらにU-16、U-19代表コーチを両チームに派遣。“世代間融合”を経て一枚岩の代表強化に臨む。

 世代を超えて、日本代表強化に臨む。10月はW杯ロシア大会組と、新世代の融合を計った森保監督。今回はA代表と東京五輪世代、さらにその下との“融合”がテーマだ。

 「A代表で経験したことが東京五輪世代の選手たちにも伝わると思う。U-19の世代、A代表と東京五輪世代がつながることで。全体的なレベルアップにつながるいい機会になると思っている」

 伊藤達がA代表の経験を下の世代に伝える。日本のトップチームのコンセプトを、下の世代とも共有する。そんな狙いを明かした。

 “融合”はスタッフ陣でも行われる。A代表と五輪代表を兼任するため、同時期の代表活動ではコーチ陣が不足する。デメリットを逆にメリットにする狙いは、A代表にU-16の斉藤俊秀コーチ、U-19の秋葉忠宏コーチが名を連ねたところに表れた。

 「われわれがやっていることを、アンダー世代の代表のコーチたちに経験してもらう。戻った時に、いろんな部分で共通認識を持ってもらえる」。選手も融合、さらにスタッフも融合する。A代表だけでなく、各世代代表も含めて作り上げる一枚岩の森保ジャパンを構築する思いだ。

 「東京五輪世代の選手はA代表での活動を目標にしてほしい。A代表の活動をしながら東京五輪に出て行くという強い気持ちを持ってもらいたい」。W杯ロシア大会では20代半ばの選手も主力級で活躍。世代間融合の先に、若い世代が躍動する未来予想図を描いた。

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