アジア杯は新顔少なめか…森保監督は「招集させてもらった選手を中心に」

 日本サッカー協会が7日、都内のJFAハウスでキリンチャレンジ杯のベネズエラ戦(16日、大分)、キルギス戦(20日、豊田)の代表発表会見を行った。前回10月の代表戦の参加メンバーから大きな変更はなく、FW川又堅碁(磐田)と肺気胸を患ったDF長友佑都(ガラタサライ)が外れ、初招集となったFW鈴木優磨(鹿島)とDF山中亮輔(横浜M)が加わった。会見で森保一監督は、就任後に招集したことがある選手を中心に来年1月のアジアカップに臨む考えを示した。

 森保ジャパンが当面の目標としているのは来年1月に開催されるアジアカップとなる。11月の2試合が最後の強化試合となるだけに、今回の陣容がアジアカップの基本軸になると考えられる。

 会見で質問を受けた森保監督は、「すべてが基本的に、というところですけど」という前置きをした上で、「これまでキリンチャレンジカップに招集させてもらった選手を中心にアジアカップに臨むということは基本的に」と明かした。

 ただ、「情報は吸い上げていますけど招集していない選手はたくさんいます」とし、そうした新顔が「アジアカップに入ってくることも当然考えながらやっていきたい」と含みを持たせた。

 森保体制での3度の代表招集を振り返ると、GKの東口順昭、権田修一、シュミット・ダニエルの3人がすべて招集されている。DFでは槙野智章、三浦弦太、冨安健洋、佐々木翔、室屋成の5人、MFは遠藤航、青山敏弘、三竿健斗、中島翔哉、伊東純也、南野拓実、堂安律の7人が“皆勤”で、FWは3度すべてで招集された選手はいない。

 また、与えられている役割などを考えるとDF吉田麻也(サウサンプトン)、DF酒井宏樹(マルセイユ)、FW大迫勇也といったロシアW杯組も、負傷などのアクシデントがない限りは濃厚と言えそうだ。

 反対に、今回、左サイドの山中亮輔や、ポストもゴールゲットも狙えるFW鈴木優磨が入ったことは、新戦力が入る余地がある、ということの裏返しでもある。長友が不在時の左サイドバックは日本代表がザッケローニ監督時代から抱えてきた課題で、前線では大迫のバックアップが心もとない。川崎のFW小林悠もリーグ戦で負った左眼窩底骨折の回復を待っている状態だ。

 

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス