19歳の冨安健洋、無失点代表デビュー 堂安ら同世代に「負けないように」

 「キリンチャレンジカップ、日本3-0パナマ」(12日、デンカビッグスワンスタジアム)

 19歳のDF冨安健洋(シントトロイデン)が、日本代表デビューし、フル出場で完封勝利に貢献した。「まずは無失点に抑えられた。常に求めているところなので良かったと思う。細かいミスもあったし、また映像とか見返しながら反省して次につなげたい」と振り返った。

 188センチの高さを生かした守りで無失点に貢献した。後半20分すぎにカウンターを許した際には全力で戻って防いだ。攻撃面では果敢に前線へのパスを狙う。前半39分にはFW大迫へのスルーパスを通し、MF南野のシュートにつながる絶好機の起点となった。

 先発は試合前のミーティングで伝えられた。「何でか分からないけど、試合が始まる前までボーッとしていたというか、今までにない感覚だったんで、不安でしかなかったけど、始まってみると、意外にも入れたので、ホッとしています」と試合開始まで、さすがに平常心を失う緊張感の中にいたことを明かした。

 10代の日本代表出場は12年のFW宮市亮(ザンクトパウリ)以来。Jリーグ発足以降DFで出場した10代の選手は市川大祐(元清水など)、内田篤人(鹿島)に続いて3人目。そして、センターバックに限れば初だ。

 若さを指摘されて、意に介さない。「堂安も同い年ですし、誕生日が僕が来ていないだけなので、同世代にたくさんいい選手がいて、そういう選手の活躍も刺激になっているし、負けないようにと思いながらやっているので、切磋琢磨(せっさたくま)しながらやっていければいいなと思う」。この日の代表デビューを、飛躍の第1歩とする思いだ。

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